大学では東洋史を専攻。卒業後,地方金融機関に4年間勤務。この間に日系ブラジル人が集住する地域の自治体が運営する日本語教室で日本語教育の世界を知る。これがきっかけとなって日本語教師養成講座を受講。養成講座終了後,タイで働くことを決める。この大学に4年間勤務した後,帰国し日本語教育関係の大学院に進学。修士課程では、元勤務先であったタイの大学で実践研究を行い修士論文を書く。大学院修了後,再びタイの日本語学校に勤務予定。
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大学では東洋史を専攻。卒業後,地方金融機関に4年間勤務しました。この間に、日系ブラジル人が集住する地域の自治体が運営する日本語教室で、日本語教育の世界を知り、このことがきっかけで、金融機関を退社後にはロンドンにある日本語教師養成講座を受講しました。養成講座終了間際の求職中に、インターネットでタイの大学の求人を見かけ応募しました。
タイでの就職活動は、はじめに1つの大学の面接が決まったあと、同じ時期に募集をしていたもうひとつの大学と民間日本語学校の面接のアポイントをとり、合計3つの機関で面接を受けました。結果として、バンコク市内にある大学の内定をもらうことができました。この大学では面接と模擬授業を行いましたが、面接をしてくれた日本語科の科長は大変人柄もよく、ぜひここで働きたいと感じました。また、もともとタイでの就職を考えていたわけではなく、仕事さえあれば世界中どこでも行くつもりでしたが、当時、タイは日本語教師の求人が多く、修士号なしでも大学で働けたため、タイで働くことを決めました(この他にはシンガポールの日本語学校の専任講師が内定していました)。
この大学に4年間勤務した後に帰国し、日本語教育関係の大学院に進学しました。大学院へはやはり将来へのキャリアアップと、より高い専門性を身につけたいと思い進学を決意しました。もともと言語と文化についての学習については興味があったのですが、たまたまバンコクで行われたセミナーに参加した際にこの分野の第一人者である研究者のことを知り、この先生の研究室に入りたいと考え受験の意志を固めました。タイにいながら受験の準備を進め、受験前に一時帰国した際にはこの先生の研究室を訪問し、大学院生活など、いろいろなお話を伺いました。その後、この研究室を受験し、合格しました。
修士課程では、元勤務先であったタイの大学で実践研究を行い、修士論文を書きました。大学院修了後、再びタイの日本語学校に勤務予定です。